冷え性は、放っておくと大変です!
冷え性は体質だから仕方がない・・・なんて諦めていませんか? 冷え性は努力次第で改善できるものですよ。
冷え性をそのままにしておくと、ぐっすり眠れなくなったり、肩こりや腰痛の原因になったり、体に様々な悪影響が出てきます。
冷え性は体の不調を知らせるためのサインなのです。その原因を考え、体質改善に努めることが大切ですよ。
冬は体の冷えが辛くて嫌だなあと思っている女性は多いのではないでしょうか。
冬に、部屋を温かくしているのになかなか体が温まらない、手足がいつも冷たく感じられる、という症状がある人は末端冷え性の可能性がありますね。
最近では冬だけでなく、夏でも強い冷房のために体が冷えてしまう、というように1年中冷え性に悩まされている人も多いようです。
高齢になるにつれて冷え性である人の数は増えていき、65歳以上では6割、75歳以上では8割もの人が、冷え性であると言われています。
また、冷え性は女性に多いのも特徴的ですよね。
冷え性は体の血行不良のために起こります。
血行不良を起こす原因には色々な事が考えられますが、毛細血管まで血液が行き渡っていなかったり、気温の変化で毛細血管が縮んだまま元に戻らなかったりすると、手足の先に冷えとして影響が出てくるのです。
血行不良になると、老廃物がうまく排出されなくなるので、細胞の活性化が衰えて、吹き出物やシミ、シワの原因になってしまうのです。
冬になると便秘になる、という人はいませんか?
冬の便秘も、冷え性が関係していることが多いのです。
体が冷えると、腸の動きが鈍って便秘になる場合があります。
逆に、腸が弱い人では下痢の症状が現れることがありますよ。
女性に特有のものですが、冷え性によって骨盤の中の血液の循環が悪くなると、子宮や卵巣も正常に機能しなくなってしまいます。
子宮や卵巣は、排卵という大切な仕事をするために、血液を多く必要としています。
ですから、血液の循環が悪くなると、特に影響を受けやすいのです。
生理痛がひどくなったり、生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害や不妊の原因になったりする場合もありますよ。
女性は特に冷え性による影響を受けやすい体ということですね。
冷え性自体は病気ではありません。努力次第で改善することができるのです。
単に冷え性と放置しておかず、これらの症状が出る前に冷え性の原因を考えて、冷え性改善に努めましょう。
末端冷え性の改善に役立つ食べ物
食べ物は、体を温める機能がある「陽性」の食べ物と、体を冷やす「陰性」、どちらにも属さない「中性」の食べ物とに分けられます。 末端冷え性の解消には陽性の食べ物だけを食べれば良い、というわけではなく、バランスの良い食事をとることが大切です。
冷え性と食べ物には、大きなつながりがあります。 末端冷え性で悩んでいる人は、食生活を見直して、冷え性改善に努めましょう。冷え性の改善には、陽性の食べ物を中心にして、陰性、中性の食べ物も少しずつ取り入れるようにするといいですよ。
陽性の食べ物にはどのようなものがあるのでしょう。 体を温める、陽性の食べ物は寒い土地でできる野菜が多いです。 代表的なものは、生姜やネギ、ニンニクやゴボウなどです。 旬の野菜は、栄養分も豊富なので、積極的に食べるようにしましょう。
体を冷やす陰性の食べ物は、陽性の食べ物とは逆に、暑い土地でとれる野菜が多いです。代表的なものには、トマトやきゅうりなどがあります。 同じ野菜でも、生で食べるよりも加熱して食べる方が冷え性改善としては良いですよ。 スープや味噌汁で、野菜をとるようにすると良いですね。
この他にも、現代人が好んで食べる、砂糖や合成甘味料、スナック菓子、チョコレートなども陰性の食べ物です。血液をドロドロにして循環を悪くさせるので、食べすぎには注意しましょうね。
甘いものが食べたくなった時は、さつまいものおやつがおすすめです。 さつまいもは血行をよくして、体を温かくしてくれる食べ物です。 末端冷え性対策には最適の食べ物なので、焼き芋などにして美味しくいただきましょう。